JTとうとう減配か…
って思った人絶対にたくさんいるはずです。どうしてそうなったのか、今後どうなっていくのか考えたので参考に読んでいただければ幸いです!
私サラリーマン勇者は経済的な自由を得るために高配当投資をメインとした投資をしています。入金力をあげるために副業を始め、今ではそれが事業として成長し約2年程たちます。
高配当株投資をしている人でたばこ株を知らない人はいないでしょう
JT日本たばこ産業といえば
- 高配当
- 安定したキャッシュフロー
- 株主還元に意欲的
- 2019年まで連続増配銘柄、その後は2020年まで配当維持
そんなJTがとうとう減配したというのが今回のすぐにでも記事にしたかったビッグニュースです。
なぜ減配になったのか
配当性向
2019年12月…77.79%
2020年12月…88.04%
たこ足配当待ったなしーって感じですね
配当性向が高いということ
配当性向は自分たちの稼ぎをどれだけ株主へあげているかの割合を示す値になります。
もっと具体的に言うと配当性向が88%という状態は100万円稼いだら88万円を配当している状態になります。
これが100%を超えるとたこ足配当という状態になります。
自分の稼ぎを超えて配当を出すということは
- お父さんの給料以上に子供におこづかいをあげる
- 自分の給料以上に彼女に貢ぐこと
貯金を崩さないと絶対無理なので長くは続きませんよね。破滅しますよ破滅
株主還元方針の変更
業績も微々たるものながら落ちてきたし、配当性向からもわかるようにそろそろ限界が見えてきたぞということでJTは株主還元方針を変更しました。
これまでは
「1株あたり配当金の安定的/継続的な成長」
これからは
- 配当性向75%を目安とする。
-
中長期の利益成長を実現することにより株主還元の向上を目指す
業績連動性がつよまったような印象を受けました。
中長期の利益成長を具体的にどう体現していくのかが今後のカギになりそうですが、それについても少し決算発表の時にプレゼンしていたのでこの後もう少し説明します。
今後のJT
決算のプレゼンテーションではJTグループの創立以来の最重要転換期として以下のことがあげられていました。
- 事業投資/戦略実行の柔軟性確保に向け、株主還元方針を変更
-
中⻑期的には、事業投資を通じた利益成⻑の実現により株主還元の向上を⽬指す。
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• 4Sモデルの追求という経営理念のもと、事業投資を通じた持続的な利益成⻑により、 それぞれのステークホルダーにとっての価値を最⼤化できるものと確信
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加熱式タバコの次世代デバイスを日本市場に早い段階で投入し、ロシア等の海外への展開も進めていきたい
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お客様と真摯に向き合い、お客様の期待を上回る製品やサービスを持続的に⽣み出し続ける 企業への進化を加速させていく
事業発展のためにお金を投じて利益を得られるものに成長させた結果、75%の配当性向でも満足いくだけの還元をするから期待しててくれ!といったところでしょうか。
持続的利益成長の実現に向けた事業投資の実行と決算資料に記載されていたのでたばこにとって代わるビジネスモデルを見つけられたら未来は明るいですけどね。
大株主:財務大臣
JTの株3割を保有するのはなんと財務大臣、日本政府なんです。
政府が保有してるなら安心だね!
結構SNS等では大株主は政府だから安心!
・国が売ってしまったら株価は暴落
・政策とたばこという商品は真逆
という問題もあるのでサラリーマン勇者的には本当に安心なの?と思ってます。
政府がJTの株を売るときはたばこが終焉を迎える政策が打ち出されるときなのかもしれませんねぇ
サラリーマン勇者的考察
JT日本たばこ産業の株をサラリーマン勇者が人生ゲームを攻略のための仲間株にするかですが、現時点では保留です。
理由は以下
- アルトリア(MO)、フィリップモリス(PM)、ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)の株を保有しているため
- 減配発表で株価がどこまで下がるか読めないため(落ちるナイフは拾うなって言いますし)
- 事業投資の不透明性
とはいえ利回りは6%超え、生活に役立つ株主優待もあるのでたばこ株を保有していない人であれば仲間株にするのも全然アリだと思います。
ただし、これ以上減配がないならの話ですが。
以上。JT減配についての記事でした。
それでは、ほかの記事でまた会いましょう!